こだわり。
こんばんは。
いつもロンサムのブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は革職人としての、
私のささやかなコダワリについて語らせていただきます。
厚みは1ミリになっています。
1ミリでも十分薄いのですが、実は0.5ミリの革を2枚張り合わせています。
何故そんな手間のかかる事をするのかというと、
勿論両面が銀面(革の表)という見た目の美しさもさることながら
そこから得られる強度(ハリ)も理由の一つです。
革は銀面が一番丈夫なわけで、同じ1ミリの革でも1枚革より
2枚張り合わせることで銀面が2枚になりますので強度が増すという事です。
コスト的の見ても革を2倍使うので非常に贅沢な造りとなります。
こちらもこだわりの一つです。
単純に磨かれたコバ面は美しいと思います。
1ミリ以下の薄いコバは磨くのも一手間です。
このステッチと捻入れが作品のグレードを1ランク上に引き上げてくれます。
一つ一つは小さなことですが、積み重ねることで深みを増していくと確信しております。
これからも、私のような個人作家が故に出来る事を
淡々とこなしていけるように努めていこうと思います。
戸田