英国ブライドルレザーのベルト、ハンマーワークで作る唯一無二のハンドメイドバックル
ご覧いただきありがとうございます。
クラシックメンズアクセサリーブランドのロンサムです。
本日は新作のベルトをご紹介させていただきます。新作といってもデザイン自体は以前より販売していたRectangular buckle beltのナロー(幅の細い)タイプになります。
以前のラインナップではバックルは真鍮製のみの展開でしたが、今回よりジャーマンシルバーという素材を追加いたしました。まずはバックルに使っている素材からご説明させていただきます。
真鍮とジャーマンシルバー
銅合金
ジャーマンシルバーは少し聞きなれない素材かもしれませんが、身近なところでは500円硬貨などの銀色をした金属が近いかと思います。ジャーマンシルバーは真鍮同様に銅合金になります。真鍮が銅と亜鉛の合金に対して、ジャーマンシルバーは銅、亜鉛、ニッケルの合金になります。真鍮同様にとてもクオリティーの高い素材ではないかと思います。
色目と表情
真鍮はご存じの方も多いと思いますが、磨いた状態ではきれいなゴールド色です。経年変化により落ち着いたアンティークのような表情になっていきますが、それなりの時間が必要となります。一方のジャーマンシルバーも磨きを入れると、きれいなシルバー色になります。こちらも経年変化はあります。今回ご紹介しているバックルは磨きなど入れず、ハンマーによる叩き出しとバーナーによる熱入れだけで表情を作っています。これこそが唯一無二の表情なのです。
つづいて、レザーの説明をさせていただきます。
ブライドルレザー
ブライドルレザーはもともと英国で馬具の為に作られた非常に丈夫な革です。 制作の過程で何度も繰り返して浸透させる、ロウやオイルが水にも強い性質を作り上げています。使用と共にツヤが上がり深みを増していきます。 現在ではその厚みを確保できる原皮の不足など、非常に貴重な存在となっています。
一口にブライドルレザーと言ってもその使用している部位によってもクオリティーは大きく変わってきます。レザーの部位で大きく分けるとショルダーとベンズがあります。
ショルダー
ショルダーは背中の肩の部分に当たります。この部分は首のすぐ下になりますので皺が入りやすく、いわゆる革の”トラ”と表現されます。好き嫌いはありますが革らしい表情とも言えます。
ベンズ
今回使用している革はこのベンズという部分に当たります。ベンズは背中からお尻部分のことで最も繊維の詰まった良質な部位に当たります。繊維が詰まっていることもありショルダーなどに比べると張りがあり伸びにくい性質があります。特にベルトなどのように常に引っ張られる状況下には最適な革と言えるでしょう。それ故に非常に高価な革でもあります。
レザーカラー
今回はベーシックなブラックとダークブラウンをご用意しました。ブラックのレザーにはジャーマンシルバーのバックルを合わせ、ダークブラウンのレザーには真鍮のバックルを合わせています。
剣先からバックルまでの長さは常に一定
最後にこのベルトの最大の特徴でもある仕様についてご説明させていただきます。
一般的なベルトはサイズ調整の際(ベルトのピン穴を変更する時)当然、剣先(ベルトの先端)からバックルまでの長さが変わってしまいます。そのため一番スマートに見える真ん中の穴に合わせてサイズを選ぶこととなります。自分のウエストに丁度合ったサイズがあれば問題ありませんが、なかなかそういうわけにもいかないのが実際です。そこでお勧めしたいのがこのベルトになります。
バックル:真鍮またはジャーマンシルバー
レザー:英国ブライドルレザー
カラー:ブラック、ダークブラウン
ベルト幅:2.5cm
サイズ:30/32/34/36インチ
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